木製かアルミか
部屋で選ぶフレーム素材
Tips for displaying
250枚から1枚を選ぶ前に、まず「素材」から絞ってみませんか。
この記事のポイント
- ・木製フレームとアルミフレーム、それぞれが部屋に与える印象の違い
- ・DENTOのソープ仕上げが生む、経年変化という楽しみ方
- ・お手持ちの家具との調和から考える、選び方のヒント
250枚から選ぶ前に、まず「素材」を決めてみる
お気に入りの一枚を探そうとすると、250もの風景を前にして、どこから見ればいいのか分からなくなってしまうことがあります。色味やモチーフから絞り込むのも一つの方法ですが、実はもっと手前の段階で、選択の負担を軽くする方法があります。それが「素材から考える」ということ。木製にするか、アルミにするか。この一つの決断だけで、部屋との相性がかなり見えてきます。まず「自分の部屋にはどちらが馴染みそうか」という視点で入っていくと、不思議と迷いが減っていくものです。
ソープ仕上げの木製フレームが持つ、育っていく上質さ
FROM_SOMEWHEREの木製フレームは、広島県府中市で40年以上額縁をつくり続けてきたDENTOという職人集団との共同開発によるものです。無垢のホワイトオークに石鹸水を染み込ませる「ソープ仕上げ」という技法を用いていて、これは北欧の名作家具にも使われてきた伝統的な仕上げ方。表面に膜をつくらないので、木そのものがさらさらとした質感のまま呼吸を続けます。
実際に手に取ってみると、「上質だけれど、かしこまりすぎない」というちょうどいい塩梅でつくられていることが分かります。高級な額縁にありがちな緊張感はなく、日々の暮らしに自然と溶け込んでくれる。フレームの裏側には溝がきちんと掘られていて、壁のピンにぴたっと吸いつくように設置できるのも、0.1mmの精度にこだわる職人技が細部に宿っている証拠です。

そして、この木は時間とともにゆっくりと空間になじんでいきます。新品の状態が完成形なのではなく、日々の光や湿度を浴びながら「額縁を一緒に育てていく」という、少しスローな愛着の時間そのものが、上質さの一部なのだと思います。木や自然素材に囲まれた空間をすでにお持ちの方であれば、この木製フレームはきっと深くなじんでくれるはずです。
アルミフレームが生む、ほどよい「凛としたギャップ」
一方でアルミフレームは、まったく異なる表情を持っています。縁を極限まで細く削り出したシャープなデザインは、モダンな空間やインダストリアルな部屋との相性はもちろんですが、実は木の家具や布のクッションなど、あたたかみのあるナチュラルな空間の中でこそ、絶妙なアクセントとして機能してくれます。

ナチュラルな部屋にアルミフレームを一枚加えると、そこにきりっとした緊張感が生まれ、結果として周りの温かみがより一層引き立って見える。これは「対比があるからこそ、それぞれの魅力が際立つ」という、インテリアの面白いところかもしれません。ほどよいギャップの演出役として合わせやすいのが、アルミフレームの懐の深さです。
お手持ちの家具を思い浮かべながら選ぶということ
木製とアルミ、どちらが優れているという話ではありません。すでにお持ちの家具や床材、壁の色を思い浮かべながら「どちらがより自然に会話をしてくれそうか」を想像してみる。そのひと手間だけで、250枚の中からの選択はぐっと具体的になっていきます。木の家具を大切に使われている方なら、同じ思想でつくられた木製フレームの経年変化を一緒に楽しむのも良いですし、モノトーンな空間を好む方や、ナチュラルな部屋にあえて凛とした一点を加えたい方には、アルミフレームがその役割を静かに果たしてくれるはずです。
まとめ
- ・木製フレームはDENTOのソープ仕上げによる、時間とともに育っていく上質さが魅力
- ・アルミフレームは繊細なボーダーが生む「凛とした静寂」で、ナチュラルな空間にもほどよいギャップを添える
- ・250枚から選ぶ前に、まず「素材」から絞ることで、自分の部屋に合う一枚が見えやすくなる
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